Authorbluefish2017

カープ女子が待ちわびる…それはやっぱり優勝&日本一!

プロ野球が好きで、特定のお気に入りのチームがあるという方もたくさんいらっしゃるでしょう。そういった方々がそのチームに対して願うこと…それは勝利であり、優勝であり、そして日本シリーズ制覇でしょう。好きなチームがプロ野球チームが優勝を決め、監督の胴上げがあり、そして選手たちの喜びがあふれるビールかけを見る…そのチームのファンで良かったと喜びに浸れるひとときでもあります。

近年、「カープ女子」効果で一躍人気が高まっている広島カープですが、カープ女子をはじめ、広島カープファンも誰もが優勝を願っています。プロ野球のファンも中でも、とりわけ広島カープファンは優勝を最も首を長くして待っているのです。

広島カープがセリーグの一員となったのは1950年のこと。チームが誕生した当初は選手を集めることにも苦労し、さらに資金も非常に厳しいものでした。球団が誕生したのは良いものの、チームも連敗続きで、しかも遠征する費用すら工面できなくなりそうなときがあるほど。すぐさま球団消滅、他球団との合併といった話が浮上してくるほどでした。

その中で広島市民は世界で初めての原爆投下の被害を受けた都市…傷が癒えない広島の街を元気にしてくれる広島カープの存在は非常に尊いものでした。それゆえ広島市民は球団存続を訴えるため、大きな樽を用意し、その中に少しでも足しになればと募金をしたのです。

球団創成期にそれだけの紆余曲折があり、優勝からも遠ざかるシーズンが長く続く中、広島カープは1975年、ついに悲観の優勝を達成します。球団創設から25年目のことでした。山本浩二選手や衣笠祥雄選手らの活躍と、この年から誕生した赤いヘルメット、いわゆる「赤ヘル」によって、広島カープはついにセリーグ制覇を果たし、空前の赤ヘルブームを日本中に巻き起こしました。

それ以来、広島カープは1979年、1980年、1984年、1986年、そして1991年と通算6度の優勝を決め、また1979年、1980年、1984年は日本シリーズを制覇し、広島カープはまさに黄金時代を築いたのです。

しかし、1991年の優勝以来、広島カープは長い暗黒の時代を迎えます。10年以上の長きにわたって、セリーグで4位以下に沈む、いわゆるBクラスの常連ともなりました。2013年にようやく3位に入り、クライマックスシリーズ(CS)にも初出場を果たしましたが、まだ優勝にはいたっていません。

プロ野球全体を見渡しても、2005年に新しく誕生した東北楽天ゴールデンイーグルスが2013年にマー君こと田中将大投手の活躍などでパリーグ制覇、そして日本一を達成したことで、広島カープは今や最も優勝から遠ざかっているチームになっています。

カープ女子というフレーズが流行していますが、20代以下の広島カープファンは優勝すら見たことがない、記憶にない…そんな方がほとんどであり、広島カープは毎年のように下位に沈んでいるチームというイメージしかないでしょう。だからこそ広島カープファンにとって、選手たちが喜びを爆発させる胴上げの瞬間を待ちわび、毎年のように「今年こそは」と期待し、応援を続けているのです。

選手とファンの距離が近い!その近さにカープ女子メロメロ

プロ野球選手って、やはりスター選手となると雲の上の人で、ちょっとやそっとでは近づくことができない…そんなイメージが強いかと思います。確かに読売ジャイアンツや阪神タイガースといった人気球団ともなれば、なかなか選手にお近づきになるというのは難しいものです。球場に足を運び、試合を観戦したとしても、お気に入りの選手は米粒ほどの大きさにしか見えず、背番号がなければ、肉眼では誰かを判別することすら至難の業かもしれません。

近年はプロ野球界もだいぶ様変わりし、選手とファンが接する機会も以前に比べると格段に増えてきました。球団によって、その機会が多いか少ないかには差がありますが、北海道や東北、九州など地域に密着した球団が多いパリーグはファンとのふれあいを大切にしているチームも多いのです。セリーグではやはり地元球団の先駆けとも言える存在の広島カープでしょう。ファンや地元の方々との交流を大切にし、選手をより身近に感じることができる球団であり、カープ女子も思わずメロメロになってしまうような機会が多いのです。

マツダスタジアムの内野席は非常に傾斜が緩く、それだけグラウンドの高さとほぼ同じ感覚で試合を観戦することができます。スタジアムに奥行きを感じられるため臨場感抜群なのです。また、攻守交替のインターバルなどを利用して、バックスクリーンのモニタにスタンドの光景が映し出され、最後にアップで映し出された人が、その試合に広島カープが勝利したときに、ヒーローインタビューに登場した選手と写真撮影ができるという企画もあります。間近で選手が見られるだけでなく、すぐそばで写真撮影や握手もできてしまうのです。

さらに毎年、シーズンオフの11月下旬にはマツダスタジアムでファン感謝デーというイベントが開催されます。ここでは抽選にはなりますが、選手とキャッチボールができたり、サインがもらえたり、記念撮影ができたりと、選手と触れ合える企画が例年盛りだくさんです。この距離の近さは、野球好きのお子さんだけでなく、カープ女子にとっても飛び上がりたいくらい嬉しさと驚きで満ち溢れることでしょう。

さらに、広島カープのお膝元である広島では、シーズンオフの11月から12月にかけて、ショッピングセンターや小学校などでトークショーや野球教室などが行われます。実際に選手が現地に出向いて、普段は聞くことができないプライベートな話も飛び出すなど、選手の意外な一面を垣間見ることができます。また、広島県内ではテレビコマーシャルやローカルのバラエティー番組やラジオ放送などにも、広島カープの選手は引っ張りだこです。シーズンオフにも広島では広島カープの選手たちの生の声を聞くことができるだけでなく、素顔の選手たちを味わえます。最近ではカープ女子など、広島カープ人気もあって、東京都内でも広島カープのイベントが行われるようになり、広島県外でもカープの選手との距離の近さを感じることが出来るのです。この距離感も広島カープの大きな魅力なのです。

日南&沖縄!南国気分でカープの魅力にどっぷり浸かる

プロ野球界は例年、秋はシーズンが終わった11月頃から、春はまだ肌寒い2月1日から、キャンプを張って、ひたすらトレーニングや練習に励みます。いずれも寒い時期であるために、どの球団も身体を動かしやすい温暖な気候の地域でキャンプを行います。

広島カープも例外ではなく、例年、秋のキャンプは宮崎県日南市で行っています。また春のキャンプは近年、秋と同じく宮崎県日南市にスタートを切りますが、2月中旬からは日南市に居残りしてキャンプを続けるチームと、さらに暖かい沖縄県沖縄市で他球団との練習試合を交えながら鍛練を続けるチームの二手に分かれます。

宮崎県日南市でのメインのキャンプ地は日南市内にある天福球場です。宮崎県の県庁所在地である宮崎市の南に位置し、JR日南線の油津駅が最寄りとなります。駅からほどなくして天福球場があります。冬でも温暖で、雨が少ないという地理的な特性もあり、広島カープは1963年から50年以上にわたって、この球場をキャンプ地としています。

天福球場でのキャンプはもちろん見学することが可能です。日頃のテレビ中継や試合観戦では見ることができない練習に打ち込む姿や時には選手同士で笑いあっている姿などを間近で見ることができます。

また、日南市内の商店街を、天福球場に向かうために自転車やランニングで移動する選手もちらほら見かけることもできます。あくまでもウオーミングアップで練習中なので、けして邪魔をしないような配慮が必要です。球場内ではサイン会を開かれることもあり、練習が終わって宿舎に引き上げる際にはサインや握手に応じてくれる選手もいます。カープ女子にとっては憧れの選手に直に触れることができるチャンスとも言えるでしょう。

一方で、春のキャンプが行われる舞台の1つが沖縄県沖縄市にある沖縄市野球場(コザしんきんスタジアム)です。2014年に改築工事が完成し、キャンプを行っている広島カープの本拠地・マツダスタジアムとほぼ同じ広さのグラウンドを持つ球場に生まれ変わりました。那覇空港からレンタカーを利用しても、ハイウェイバスを利用しても、沖縄自動車道の沖縄南インターチェンジからすぐの場所にあります。

沖縄でのキャンプは1軍のメンバーが中心となります。その年の広島カープがどういった選手たちでシーズンを戦おうとしているのかが把握できるだけでなく、カープ女子にとっては主力選手を間近でチェックできるチャンスでもあります。

このように広島カープのキャンプは、ファンと選手との距離が非常に近いのも大きな特徴です。球場周辺や宿舎との行き来で選手を見かけることもあります。間近で選手をチェックするには格好のチャンスともいえます。

また、宮崎といえば地鶏や宮崎牛など名物が盛りだくさんです。さらに沖縄は世界に誇る青い海とさんご礁、そして独特の文化や沖縄料理が楽しめます。広島カープのキャンプを訪れるときは、ぜひこういった名物も一緒に味わってみてはいかがでしょうか。キャンプがより楽しく、内容の濃い時間が過ごせること間違いありません。

トキメキの連続!スタジアムまでの道中のカープ一色!

スタジアムそのものがまるでアミューズメントパークのような広島カープの本拠地・マツダスタジアム。もちろんマツダスタジアムは広島カープが誇る最高のコンテンツの1つであり、選手たちにとっては最高の舞台です。しかし、マツダスタジアムの魅力はこれだけではなく、実はJR広島駅からマツダスタジアムにいたるまでの道中も広島カープの魅力が詰まっています。

JR広島駅に降り立ち、コンコースを歩いていると、やはりそこかしこに広島カープの文字やキャラクターが目に入ります。広島県外から広島を訪れると、広島のカープに対する人気や情熱が肌で感じられることでしょう。JRの車両の中には、シーズン中限定で広島カープのキャラクターである「カープ坊や」やマスコットである「スラィリー」などがカラフルにあしらわれたカープラッピングトレインを見かけることがあります。わずか1編成のみだけに、見かけたらラッキーでしょう。

また、広島市内には縦横無尽に路面電車が走っています。この路面電車の中には広島カープのロゴやキャラクターが描かれた車両もあります。そう、マツダスタジアムを訪れる際の最寄り駅であるJR広島駅から、広島カープ一色であり、カープファンの心をワクワクさせてくれるのです。

そんなJR広島駅からマツダスタジアムまでは、JR山陽本線に沿った道路を道なりに進んでいくのですが、その道中にも一層ワクワク感が高まる仕掛けがあります。

道なりに広島カープの監督やコーチ、そして選手のプロフィールや一口メモが紹介されている看板が出迎えてくれます。1人につき1枚ずつ、その看板はマツダスタジアムの正面玄関近くまで連なっています。お気に入りの選手の看板をチェックするもよし、今の選手たちの見所を確認するもよし。それだけでも楽しめることでしょう。

また、マツダスタジアムまでの道中には、あの青い看板で有名な大手コンビニが、広島カープのチームカラーである赤い看板で出迎えてくれます。日本中に数多くの店舗があり、私たちの日常生活でも欠かせない存在となっているこの大手コンビニですが、赤い看板なのは、日本にはマツダスタジアム周辺の2軒しかないとてもレアなものなのです。しかも、店内は通常の商品に加えて、カープグッズまで販売しているので、カープ女子にとっても垂涎の的なのです。

さらには、マツダスタジアム周辺には広島カープに在籍し、多くの功績を残した選手たちの手形もあります。また、2015年にはプロ野球12球団の最後になりましたが、雨の日でも練習ができる屋内練習場が完成しました。これもマツダスタジアム周辺に建設され、新しい広島カープの名所となっています。

このようにマツダスタジアムまでの道中は、単なるアクセス道路ではありません。確かに一見すれば、たいして広い道でもなく、周囲に店舗が並んでいるというわけでもありません。試合がない日は人通りも少なく静かな道でもありますが、広島カープ色が非常に強いのが特徴です。JR広島駅前は再開発が進み、ますますその景色は変わっていくでしょう。遠方から応援に来られる方にもアクセスが分かりやすいマツダスタジアム。その道中の魅力にもぜひどっぷり浸かってみてはいかがでしょうか?

全国各地でスタンドが赤く染まる!カープ女子は今や全国区!

プロ野球はかつて、ファンといえば男性が中心でした。自宅ではお父さんがいつもテレビで巨人戦を見ていた…それは昭和の定番風景とも言えました。しかし、近年はプロ野球のスタジアムにも多くの女性ファンの姿があります。しかも、「カープ女子」と呼ばれる広島カープファンの女性に代表されるように、女性の間でもプロ野球ファンが広がっているのです。

広島カープの本拠地は広島市にあるマツダスタジアム。広島カープの主催試合があるたびに多くのファンの方が観戦されています。その多くは当然、広島カープファンであり、スタジアムはチームカラーの赤一色となります。これはマツダスタジアムが広島カープの本拠地であり、お膝元であるために、広島カープファンが多いのもうなづけます。

しかし、例えば東京ヤクルトスワローズの本拠地である東京の神宮球場。このスタジアムで行われる広島カープ戦。ライトスタンドはヤクルトスワローズ独特の傘の応援が見受けられますが、レフトスタンド側はなんと広島カープファンで真っ赤に染まっているのです。外野スタンドだけでなく、内野席に目を転じてみても、明らかにスタジアムは赤色優勢なのです。しかも、いわゆるカープ女子と呼ばれる女性ファンの姿がそこかしこにあるのです。

広島カープにとっては相手チームの本拠地。にもかかわらず、広島カープファン、またカープ女子の姿が目につきます。これは神宮球場に限ったことではなく、横浜スタジアムや西武ドームなど、他の球場でも同じことがいえます。それだけ、今やカープ女子は全国的に広がり、多くのスタジアムを席巻しています。

ところで、そもそもなぜ「カープ女子」が増え、今や全国区となっているのでしょうか。そのスタートは2009年、広島カープの本拠地が広島市内中心部にあった広島市民球場から、現在のマツダスタジアムに移転したことにありました。

かつての広島市民球場は座席も狭く、スタンド自体が急斜面だったために、足元に危険を感じることもありました。野球を観戦すること以外に特段楽しめる要素もなく、女性用のトイレは数が少なく、いつも長蛇の列。現在のマツダスタジアムにはフードコートやグッズ売り場など多彩に楽しめ、施設も充実していることを考えると、かつての広島市民球場は女性にとってはけして快適な環境とは言えず、ましてや小さなお子さまを連れてはとても行けないような状況だったのです。

本拠地がマツダスタジアムに移転して以来、広島カープは女性ファンを増やすためのグッズ販売に力を入れました。その結果、チームカラーが赤だったことも追い風になり、徐々に女性のカープファンは増えていきました。当初は「カープガールズ」と呼ばれていたものの、2013年、広島カープの女性ファンが急増しているという特集がニュース番組で取り上げられ、「カープ女子」というフレーズが誕生しました。

「カープ女子」は2014年には流行語大賞にもノミネートされるほど一世を風靡するものとなりました。全国各地のスタジアムで赤一色の空間ができるように、今や広島カープの人気、そしてカープ女子という存在が今や全国区となっているのです。

街はカープ一色!カープ女子を魅了する広島の街を紹介!

カープ女子の方にとって、とりわけ広島県外にお住まいであれば、やはり広島カープの本拠地・マツダスタジアムがある広島は一度は足を運んでみたい聖地ではないでしょうか。もちろんマツダスタジアムで広島カープの試合を観戦することがメインになるでしょうが、せっかく広島に足を運んだのであれば、広島の街を散策したいものです。街のあちらこちらに広島カープを感じられるだけでなく、なぜ広島の地にカープが誕生したのかという歴史や、広島の名物も心行くまで堪能することができるでしょう。

広島の街を見物するにあたって、非常に便利な存在なのが広島電鉄という路面電車です。広島市内の中心部を縦横無尽に走る路面電車はその距離や利用客数など日本トップクラスで、京都や大阪などで使用されていた鉄道ファンには懐かしい車両から、最新鋭の5両編成の低床車両まで、新旧様々な車両が走っています。

それだけでなく、広島電鉄はJR広島駅から、広島市の繁華街である紙屋町や八丁堀、さらには広島を代表する世界遺産の原爆ドーム、厳島神社をつないでいます。路面電車に乗ることで、市内観光だけでなく、日本三景である安芸の宮島まで足を運ぶことができます。これだけで広島の主な観光スポットを巡ることができるのです。また、原爆ドームの向かいにはかつての広島カープの本拠地だった広島市民球場の跡地があります。カープの聖地であり、戦後復興の象徴でもあった広島市民球場。跡地になってしまいましたが、当時に思いを馳せるのもオススメです。

このように、広島の街は世界遺産が2ヶ所もあり、観光という点では見どころも満載なのですが、忘れてはいけないのが名物もいろいろあるということでしょう。広島といえば思い出す名物…いっぱいあるかと思います。広島市内を走る路面電車に乗れば、そんな名物を数多く味わいながら観光を楽しむことができます。

広島といえば、やっぱりお好み焼きという方も多いでしょう。広島風お好み焼きの特徴は、クレープ状に焼いた生地の上にたっぷりのキャベツを載せるという点でしょう。さっぱりしていて食べやすい、そしてビールにも良く合う…まさに広島のソウルフードです。広島市の中心部である八丁堀には「お好み村」という、20軒以上のお好み焼き屋さんがビルの一角にあるという、お好み焼き好きにはたまらないスポットがあります。1950年代の屋台群がそのルーツともされており、広島の戦後復興の象徴でもあり、そんな歴史を感じながら、お気に入りのお店を探すのも楽しみの1つでしょう。

また、路面電車に乗って宮島まで行くと、名産の穴子を使った「穴子飯」や、全国でも生産高トップを誇る牡蠣も、そこかしこで味わうことができます。JR広島駅に降り立ち、徒歩10分と程近いマツダスタジアムで広島カープの試合を観戦したら、ぜひ見どころ満載の広島の街を舌鼓を打ちながら散策してみてはいかがでしょうか。中には店内がカープ一色というお店や、広島カープ出身の元選手が経営しているお店もあったりします。カープ女子にとっては歩き回るだけで楽しみ満載なのです。

カープ女子注目!カープグッズでおしゃれにコーディネート

今や「カープ女子」というフレーズが流行語大賞にノミネートされるなど、一躍ブームとなっている広島カープ。試合が開催されるスタジアムは広島だけでなく全国各地で赤いユニフォームを着たファンの姿が目立ちます。広島カープが女性ファンをひきつけた要因…それはチームそのものの魅力はもちろんのこと、プロ野球では唯一の赤をチームカラーにしていることが挙げられます。

赤が女性が好む傾向がある色だからこそ、いわゆるカープ女子はお気に入りの選手のレプリカユニフォームを着たり、趣向を凝らした球団から発売されているオリジナルユニフォームを着たりと、カープなファッションを楽しんでいます。チームカラーが赤だからこそ、ユニフォームやグッズをうまくコーディネートして、自分なりのファッションに仕上げているのです。それがカープ女子のココロをつかんでいる要因でもあります。

カープ女子は広島カープのグッズを活用して、思い思いにコーディネートしています。ビジター用のユニフォームは真っ赤に燃える赤が基調となっていますが、実は長い広島カープの歴史でも、真っ赤なユニフォームはこれが初めてのことなのです。しかし、この真っ赤なユニフォームがカープ女子を魅了しています。真っ赤なユニフォームに、日頃からはいているミニスカートとコーディネートすれば、着ているものがユニフォームだと感じさせないほど、かわいらしくコーディネートすることが出来ます。

広島カープグッズの中にはカンフーバットと呼ばれる応援グッズがあります。メガホンを細くしたような、2本のバットのような形状をした応援グッズですが、これをたたき合わせることで、より応援に力が入ります。広島カープのグッズはチームからの「赤」を基調としたものがほとんどであるため、赤のユニフォームを着こなし、そこにグッズを合わせれば、見事にマッチングするのです。ちょっとやんちゃな感じを出しながらも、赤が基調であることで、かわいさも強調してくれます。

このように、チームカラーが赤であるからこそ、女の子も野球観戦に出かけるためのコーディネートがしやすいのがカープ女子にとっても大きな魅力となっています。また広島カープのグッズやユニフォームにも、女性向けのオリジナルユニフォームやウェアも販売しています。

例えば、ビジター用の真っ赤なユニフォームの胸に書かれている「Carp」の文字がピンク色であしらわれているものや、広島カープのロゴが入ったピンクのTシャツなど、女性向けの商品も多く販売されています。また、イヤリングなどのグッズもあるため、ちょっとしたアクセントにもカープ女子をアピールでき、コーディネートの幅をより一層広がります。

その他にも、広島カープのキャラクターである「カープ坊や」や「スラィリー」、広島カープのロゴや好きな選手の背番号などをあしらったネイルアートをしているカープ女子もいます。お気に入りの広島カープのキャップをかぶれば、頭のてっぺんから足先まですべてカープ一色…でも、赤を基調にかわいくコーディネートでき、女子力の高いカープ女子になれます!

今やカープ芸人も…芸能界にもカープファンが続出!

10年前の広島カープと言えば、地元の広島では盛り上がりを見せるものの、その人気が全国区かと言えば、確かに広島以外にも広島カープファンはいたものの、今ほどの盛り上がりはありませんでした。関東の球場で行われる公式戦では、ビジター側の応援席は観客もまばらで…そんな光景を目にすることも少なくはなかったのです。

ところが近年の「カープ女子」に端を発する広島カープ人気もあって、今では相手チームの本拠地での公式戦であっても、カープ側の応援席は遠くから見るとスタンドが真っ赤になっているほど、多くのファンの方で座席が埋まっています。相手チームの本拠地なのに、カープファンの方が多く、球場のそこかしこに赤のユニフォームを着たファンの姿が目立つなんてことも、今や日常茶飯事になっています。

なぜそこまで広島カープの人気が高まったのか、そして「カープ女子」が誕生したきっかけは何だったのか…その1つに「カープ芸人」が広島カープを猛烈アピールして盛り上げたと言うことが挙げられます。

「カープ芸人」とは、あるテレビ番組の中で、広島カープについて語り合うために出演した広島カープをこよなく愛する芸人のことを指します。今まではあまり注目されなかった広島カープに関して、カープ芸人がディープに、そして面白く広島カープに関してのトークを繰り広げたことで、それまで地味な印象だった広島カープが一躍注目を集めるようになったのです。しかも、この番組を企画した側は当初、「本当に視聴率が取れるのか…」という心配もあったようですが、その心配もよそに、まずまずの高視聴率。それもまた、広島カープ人気を押し上げる要因となりました。

「カープ芸人」と呼ばれるお笑いタレントの代表格は、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実さんでしょう。今ではプロ野球関連の番組への出演も増えており、その中で広島カープについての深い知識を披露するシーンも良く見受けられます。また、同じくお笑いコンビのアンガールズも大の広島カープファン。ともに広島出身ということで、まさに生粋のカープファン。痩せていて、ひょろっと背が高い…にもかかわらずカープを熱く語るそのギャップも彼らの面白味なのかもしれません。

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また、最近では数多くの番組の司会に引っ張りだこになっている有吉弘行さんも「カープ芸人」です。広島出身ということもあり、また広島県をアピールするポスターにも登場するなど、毒舌の中に地元愛を感じさせます。その他にもお笑いコンビのザ・ギースのギース尾関さんや、高学歴でも知られるロザン宇治原さんも「カープ芸人」として知られています。

その他にも芸能界で「カープファンです」という方も多くいらっしゃいます。人気デュオ・ケミストリーの堂珍義邦さんや、ミュージシャンの奥田民生さんなどなど、「カープ芸人」の枠を超えて、様々なジャンルの有名人にもカープファンが多いのです。このように「カープ芸人」が、それまで地味な印象だった広島カープを盛り上げたこと…それが広島カープの注目度を上げて、「カープ女子」という社会現象を生んだ要因の1つともなり、カープファンを代表し、そして引っ張っていく存在ともなっているのです。

カープ女子のための企画満載!カープならではのファンサービス

近年、プロ野球はサッカーにも押され気味で、人気にかげりが見られると言われています。読売ジャイアンツや阪神タイガースなどの人気球団であっても、ファン離れの傾向が見られる中で、特に何もしなくてもファンが増えるというような時代は終わり、各球団はそのチームの魅力を高め、新たなファンを獲得しようと、様々なファンサービスをするなど、経営努力をしています。

そんな中で、広島カープはプロ野球界で唯一、親会社がない球団であるために、球団として存続していくためには、自分たちでアイデアを出しあい、それを形にしてファンに提供していく…地道な経営努力が必要であり、それは何十年にも渡って、わずかではあるものの黒字経営を続けている要因となっています。ファンがあっての球団、地元に密着しての球団なのです。

そのため、他の球団にはない独自のファンサービスもたくさんあります。それがカープ女子ならず、すべての広島カープファンの心を満足させているのです。

広島カープの本拠地であるマツダスタジアムはまさにファンサービスの集大成と言えるでしょう。老若男女問わず、楽しんでもらえるスタジアム作り…それは寝ソベリアやパーティーフロアなど、個性あふれる座席スペースの数々にも表れています。また、時には地方から自治体のPRをするイベントとあり、試合が行われるたびにマツダスタジアムは少しずつ表情を変えます。「野球にはあまり興味がないんだけど…」という方でも、ファンサービスであふれたスタジアムに来ると、その雰囲気を楽しめるだけでなく、「気が付けばカープファンになってました!」という方も少なくはないのです。
また、時折「おっ!」と驚かせるようなファンサービスをすることも広島カープの特徴でしょう。

2015年には、ファンクラブ会員や一般のファンなど限定企画として、広島県外の広島カープファンにもマツダスタジアムでカープの試合を見てもらおうと、なんと新幹線を貸し切りにし、東京をスタートして、新横浜、名古屋、新大阪、新神戸と停車し、次から次へと広島カープファンを乗せるという企画を行いました。驚くべきは料金は観戦チケットと限定グッズの5000円のみで、片道の新幹線の料金は球団がもつという太っ腹。しかも、広島カープのOBが車掌を務めたり、選手が車内放送をしたりと、そのサービスには驚きの連続で、抽選はかなりの狭き門となりました。

その他にも数多くの企画でファンを楽しませてくれるだけでなく、毎年のようにバラエティー豊富で、ユニークなものもあるグッズもファンにとっては楽しみな要素でもあります。次はどんなことをしてくれるんだろう…と待つ側からすれば、飽きさせないのも広島カープのファンサービスの特徴です。プロ野球の12球団の中でもファンサービスに関しては顧客満足度がトップクラスだと言われています。一度スタジアムに足を運んだら、もう一度行ってみたくなる…リピーターも多く、女性のハートもしっかりキャッチし、また新たなカープ女子が誕生しているのです。

こんなにあるの?個性的なカープグッズがカープ女子を魅了!

今や空前の人気を誇っている広島カープですが、その魅力はチームそのものにとどまらず、「カープ女子」の中で非常に人気が高いのがグッズのバリエーションが非常に豊富であることです。ユニフォームやサインボールなどといった定番のものから、「えっ?こんなグッズまであるの?」という変り種まで、とにかくそのバリエーションは多岐にわたっています。他球団では見かけることがないレアグッズもあったり、女の子にとっては常に身に付けておきたくなるようなものもあったり、グッズのラインナップを眺めているだけでもワクワクしてくることでしょう。

グッズと言えば、代表的なものにユニフォームやメガホンなどといった応援のときに身に付けておきたいものが挙げられます。もちろんスタンダードな、現在のユニフォームをモチーフにしたレプリカユニフォームも販売されていますが、中には表はホームゲーム用、裏にひっくり返せばビジターゲーム用と、1枚のユニフォームが何とリバーシブルになっているものや、胸に描かれている「Carp」のロゴがピンク色であしらわれている女性向けのユニフォームもあります。また、小さなお子様をお連れの場合でも、お子様をカープ一色にコーディネートできるように、子ども用の小さめのサイズのユニフォームや、なんとカープ柄のロンパースまで販売されています。赤ちゃん用のカープユニフォームまであるのです。

また、スタジアムに足を運ぶ際にぜひ持参して、一緒に応援したい…そんなときのグッズとして、バット型のメガホンなども、毎年、様々なデザインのものが用意されています。夏場のスタジアムでの応援はどうしても暑さとの戦いとなります。ドーム球場の場合、空調が効いているために快適に過ごせますが、広島カープの本拠地・マツダスタジアムは屋外であるため、暑さ対策も必要です。そんなときのための、扇子やうちわといった、もちろんカープ色が満載の夏らしいグッズも取り揃えられています。

このように、グッズは試合を観戦する際に役立つものもありますが、日常生活の中で使えるものも多数あります。例えば、弁当箱やマグカップ、クッション、財布、ティッシュペーパー、ボールペン、クリアファイル、さらにはお好み焼きで有名な広島らしく、お好み焼き用の「へら」なども販売されています。さらに変り種のカープグッズとしては、例えば広島カープのキャラクターである「カープ坊や」をあしらったちょうちんや、ゴルフをされる方にとってはおすすめのゴルフボール、「カープ」らしくこいのぼりや、お子様向けのお風呂場での遊び道具、アイマスクや広島県廿日市市の名産でもある剣玉まで、とにかく様々です。

以上はあくまでも一例ですが、広島カープの公式サイトや実際のファングッズのショップなどに足を運べば、ちょっとしたグッズのウィンドウショッピングもできますし、購入することも可能です。また、グッズのショップはマツダスタジアムだけでなく、広島県内各地、また東京・銀座にあるアンテナショップなどでも購入することができます。また、グッズは毎年更新されるため、翌年にはさらに新しいグッズが誕生したり、その年限定となったりと、ラインナップはどんどん変化していきます。その時々のラインナップをしっかりチェックして、お気に入りのカープグッズを見つけてはいかがでしょうか?

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